研究コンセプトその3

こんにちは、加茂フミヨシです。
スキルアップマイルストーンやギター奏法研究に
ついてお話する前段階として、僕がギターや音楽を研究するに
あたって重視するコンセプトというものをいくつかお話したいと
思います。それが結果的にはスキルアップマイルストーン
内容であったり、推奨するギター奏法等につながっていくと
思います。今日は3番目のコンセプトについてお話します。

コンセプト3・教える内容は一緒でも、教え方については更新が必要
→やや抽象的なタイトルですが、一体何なのかと言いますと、
音楽の解釈は自由な時もあれば、そうでなくて結論が一個の時も
あります。例えば、レギュラーチューニングで「5弦3フレット」
の音は「C音」というのは決まっています。これは音楽を自由な
観点で楽しむということとは全く別な事で、音楽を演奏するなら
「知らなければならない事実」であります。こういう事っていうのは
音楽の中では沢山あります。で、そういった事実は誰が教えても
変わらない訳です。教本にも沢山書いてあります。
しかし、僕がお伝えしたいのは「その事実をどうやってわかりやすく
解説するか?」ということに関しては、色々と研究の余地がある
ということです。教える仕事というのは、実に難しいもので、
いつも教えていると、その教え方が正しいものだと自分自身で
思い込んでしまいがちで、その固定概念から離れられなくなります。
僕が大学に入って一番最初に教わった事は「なぜ、1+1=2」
なのか?という事でした。それは「1+1=2ではない、と
他に誰も立証出来ないから」だと教わりました。非常に斬新な
考え方だと当時思ったものでした。つまり、理論というものは
「更新されるものだ」ということを学んだのです。
僕が生きている間は、恐らくギターという楽器は無くならない
でしょうし、「5弦3フレットがC音」という事も変わらないでしょう。
もしそうであれば、それらの事柄に対して「今の教え方が効果的なのか?」
ということについて自問自答していくという事を恐れずにやって
いきたいと思います。<つづく>