著作権についてその5
こんにちは、加茂フミヨシ エレキ・ギター研究所@研究員前田昇正です。
前回と同様に今回も著作権についてお話したいと思っています。
映画の著作物のゲームの中古市場というものが、権利の侵害をしているかどうかが裁判で争われました。
なぜなら、頒布権は流通のコントロールできるものですので、
頒布権がある場合、中古品も権利者の許可を得なければ販売できなくなります。
この裁判は最高裁まで争われ、
ゲームソフトの頒布権を認めつつも、
ゲームソフトを新製品として、1度販売してしまえば、その時点で頒布権は消えてしまう。
という判決がでました。
そのため中古販売は著作権を侵害していないとなりました。
この裁判の最高裁判決が出たのが、2002年の4月25日です。
つまりそれまではグレーゾーンだったということになります。
時代や、技術がどんどん変わっていく中、
グレーゾーンな部分がでてきてしまうのは仕方のないことではありますが、
不安でもありますよね。
少し会社の話に戻ってしますが、
そういう不安がおきないように、
権利を守りながらも利用者にとっても
メリットの大きい形というものを作っていきたいなと思っています。